赤ちゃんが生まれて、スマホのカメラロールが赤ちゃんの写真でいっぱいになったという方、多いのではないでしょうか?
でも…

なんだかいつも似たような写真…



もっとかわいく残したいのに…
そんなふうに感じている方もきっと多いはず。
そこで今回は、F値やISOなどの難しいことは一切なし!
カメラ初心者さんでも今すぐにできる、赤ちゃんの写真をもっと素敵に残すための4つのコツをご紹介します。
私はミラーレス一眼カメラで撮影していますが、スマホでも今回解説する4つのコツは使えます!
さらにワンランクアップしたい方に向けて、簡単にF値やシャッター速度、ISO、レタッチについても簡単に説明していますので、ぜひ最後までご覧ください♬
\はじめに結論/
赤ちゃん撮影のコツ
リンクをタップすると、各項目に移動します🏃
- 自然光を味方に(1番大事!)
- 半逆光を狙う
- 赤ちゃんと同じ目線で撮る
- 余白を意識する
新生児期に撮っておきたい写真はこちらで紹介しています✨↓↓


写真初心者さん向け!赤ちゃんの写真を可愛く撮る4つのコツ


1. 自然光を味方に
写真がぐっとやさしい雰囲気になるのは、自然光を使った写真。1番大事なポイントです。
お部屋の中に光が差し込む場所・時間を見つけましょう😊
光がキレイって思ったら、そこに赤ちゃんを配置して撮ります!(笑)
昼間の窓際は、赤ちゃんのやわらかい肌や表情がとってもきれいに写る、絶好の撮影スポットです。
直射日光より「カーテン越しの光」
レースのカーテンがあれば、光が柔らかくなって影もやさしく。ふんわり明るい写真になりますよ。
具体的な窓とカメラと赤ちゃんの位置関係
実際の光の様子と、具体的な窓とカメラと赤ちゃんの位置関係を解説します。




我が家の場合、リビングの東向きに大きな窓と南向きに少し小さい窓があります。
東向きの窓から朝の時間帯に強い光が入ります。
強い光が入っている時間帯に撮影すると逆光が強くなりやすいので、少し光が落ち着いた時間帯に撮影するのがベストです。時間は季節によって変わります。
2. 半逆光を意識する
半逆光を意識して撮影すると、立体感やふわふわの髪の毛が表現できるので、赤ちゃんを可愛く撮影できます。
半逆光とかよくわからん😭という方へ、具体的な光と赤ちゃんとカメラの位置関係を図にしてみました!




授乳クッションなどで頭を少し高くしてあげると、瞳の中に光が入りやすくなり、とても可愛く撮影できます!(キャッチライトといいます。)
3. 赤ちゃんと同じ目線で撮る


いつも寝転がっている赤ちゃん。上から見下ろすことが多いですよね。
たまには一緒に寝転がって、赤ちゃんの目線の高さで写真を撮ってみましょう✨
目線を変えるだけで、いつもと違う写真が撮れますよ。
4. 余白を意識する


可愛い赤ちゃんを見ると、ついついアップで顔を撮りたくなりますよね。
少し意識して引きで撮ることで、写真に余白が生まれ、おしゃれに可愛らしく撮ることができます。



かわいく撮れたら、ベビフルでグッズを作るのも楽しいよ♪



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ワンランクアップするなら
ワンランクアップしたいなら、きちんと知っておきたいのが、F値、シャッター速度、ISO感度という露出の三要素。(露出=写真の明るさのこと)
そしてレタッチ(編集・加工)について。



特にF値は、iPhoneカメラでも出てくるね!
F値、シャッター速度、ISO感度の調整で、写真の表現が決まります。とても重要で奥が深い要素です。
さらに撮った写真をレタッチすることで、自分の理想の写真を作り上げることができます。
今回はざっくり簡単に説明し、上記のコツ4つで見本に使った写真の設定やレタッチについても解説します。
F値
F値は1.2とか4とか5.6とかっていう数値で表します。この数値が小さいほど写真は明るくなり、たくさんボケます。
数値が大きいほど写真は暗くなり、ボケの少ないハッキリした写真になります。
私は1.4か2.8で撮ることが多いです。
シャッター速度
シャッター速度は、1/250のような数値で表されます。これはシャッターボタンが押されてから、シャッター幕が閉じるまでの速度です。
まばたきをイメージするとわかりやすいです。
まばたきが速い(シャッター速度が速い)と瞳に入る(レンズに入る)光が少なくなるので、写真が暗くなります。そして、動いているものがブレずに止まっているように写ります。
一方で、まばたきが遅い(シャッター速度が遅い)と瞳に入る(レンズに入る)光が多くなるので、写真が明るくなります。そして、動いているものの動きがそのまま写り、ブレます。
水や光の動きを表現するときや、動く被写体を撮影するときには、シャッター速度が重要になりますね💡
私は、動かない被写体を撮る場合、1/250で撮ることが多いです。
ISO感度
ISO感度は、カメラのセンサーが光を感じる度合いです。これも100とか200とか1000とか数値で表されます。
この数値が小さいほど暗く、大きいほど明るくなります。
注意点は、ISO感度を大きくしすぎると写真にノイズがのる点です。
ISOはオートにして下限を100、上限を3,000くらいに設定しておくと少しラクです。
実際の写真の設定とレタッチ
写真は3秒ごとにレタッチ前と後が切り替わります。
ドットをタップして切り替えることも可能です。
写真中央の線をスライドすると、レタッチ前と後が比較できます。




- F値:1.4
- シャッター速度:1/250
- ISO感度:2,500
- データ形式:jpeg
F値が小さいのでボケ感が大きいですね。左目のまつげにピントを合わせています。
動かない被写体なのでシャッター速度はそんなに重要でないです。手振れしない速度で撮っています。
ISOは、モニターを見てちょうどいい明るさだなと思った数値に合わせています。
※ISOはオートにしておいてもOK
レタッチ前でも良いのですが、やわらかい雰囲気をプラスするために少し露出とシャドウ、黒レベルをプラス、ハイライトと白レベルはマイナスに補正しています。




- F値:1.4
- シャッター速度:1/250
- ISO:800
- データ形式:jpeg
F値を小さくして背景をぼかすのが好きです。
手前側の瞳にピントを合わせています。
レタッチは、露出、シャドウをプラス、白レベル、黒レベルをマイナス、彩度をプラスに補正しています。
また、赤の色相をオレンジよりにしています。




- F値:1.4
- シャッター速度:1/250
- ISO感度:3,200
- データ形式:jpeg
どうしても逆光になってしまう場所だったので、露光量、シャドウ、黒レベルをプラス、コントラスト、ハイライト、白レベルをマイナスに補正しています。またテクスチャをマイナス、かすみの除去をプラスして、ふんわり感を足しつつ、白くかすまないようにしています。
カラーはオレンジの彩度を下げています。




- F値:1.4
- シャッター速度:1/200
- ISO感度:1,600
- データ形式:jpeg
レタッチは、露光量、シャドウ、黒レベルをプラス、コントラスト、ハイライト、白レベルはマイナスに補正しています。すこしテクスチャもマイナスにしてふんわり感を出しています。


赤ちゃんを可愛く撮影のコツ|まとめ


赤ちゃんを可愛く撮影する4つのコツとワンランクアップするために知っておきたい露出の三要素&レタッチについて解説しました。
カメラは一眼レフでも、フィルムでも、ミラーレスでも、スマホでもなんでもいいです。
どのカメラで撮るとしても、1番大切なのは光です。
光さへ上手く活用できれば、良い感じに可愛く写真が撮れます🙌
また、写真のバリエーションを増やしたいと思ったら、視点を変えます。赤ちゃんの目線で撮ったり。
そして、余白を意識することで、1枚の絵として写真がおしゃれに仕上がります!
光の種類(順光、斜光、サイド光、半逆光、逆光)を説明しているサイトはたくさんありますが、自分が撮る場合どうすればいいのかよくわからなかった経験があります。空間把握能力が低いもので🤣💦
そこで、今回は具体的なカメラと光と赤ちゃんの位置関係に力を入れて解説しました。
改めてコツ4つをまとめると…
- 自然光を味方に(1番大事!)
- 半逆光を狙う
- 赤ちゃんと同じ目線で撮る
- 余白を意識する
さらにワンランクアップしたいときは…
他にもRAWで撮る?jpegで撮る?とか、ホワイトバランスとかいろいろ知っておいた方がいいこともあるのですが、それはまた別記事で解説できたらいいなと考えています!
※ちなみに今回の見本で使った写真はすべてjpeg撮影です。
また、ホワイトバランスはオートにすることが多いです。
写真って、「何気ない日常」を切り取るもの。
特別なイベントがなくても、きれいな背景がなくても、赤ちゃんと過ごすその日その瞬間こそが、大切なかけがえのない思い出になります。



さらに可愛く素敵に残すために、今回解説した4つのコツをぜひ取り入れてみてね♪
いつもと違う写真が撮れるはずです💗


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